私がやってよかった“やる気スイッチ”の作り方
正直なところ、私はずっと “やる気が入りづらいタイプ” の人間でした。
気分が乗れば一気に片付けたり勉強したりできるのですが、やる気がないと何も手につかない…。
以前の私は、自分でも笑ってしまうほど “波の激しい生活” をしていました。
- 机に向かうのがしんどい
- 仕事や家事を後回し
- 気づけばスマホをダラダラ
- 誰かに言われるまで動けない
そんな自分に嫌気がさして、
“やる気の入り方をコントロールできないか?”
と思い、習慣を見直し始めました。
その結果、今では “ある程度は自分でやる気を入れられる” ようになりました。
完璧ではありませんが、「やる気が入らず1日何もできなかった…」という日はほとんどなくなりました。
今回は、私が実際に試して「これは効いた!」と感じた方法を10個紹介します。
1. やる気は「出すもの」ではなく「入りやすい状態を作るもの」
まず知っておくべきなのは、
“やる気は出すものではなく、勝手に湧いてくる環境を作るもの”
ということでした。
私は長い間ずっと「やる気を出さなきゃ!」と力んでいましたが、これは方向が逆だったんですね。
やる気は、
- 場所
- 気温
- 気分
- 雑音
- 目に入る物
こういう外的要因に意外と左右されます。
つまり、“環境さえ整えば、勝手にやる気が入りやすくなる” わけです。
2. とにかく“机の上だけ”を片付ける
私が効果を感じた一番の方法がこれです。
やる気が出ない時って、机の上が散らかっていることが多かったんです。
資料、ペン、スマホ、飲みかけのコーヒー、メモ帳…
これが視界に入るだけで、思考が散らかるんですよね。
なので私は
「机の上を常に“作業だけできる状態”にしておく」
というルールを作りました。
片付けが苦手でも、机の上だけなら5分で整います。
これをやるようになってから、“座ればやる気が入りやすくなる” という不思議な感覚が生まれました。
3. 最初の1分だけやる
やる気がない日でも、
「1分だけやる」
これは本当に効果が高かったです。
例えば勉強なら、
- 1ページだけ
- 問題1つだけ
- 本の最初の段落だけ
家事なら、
- お皿を5枚だけ洗う
- ゴミをひとつだけ拾う
- 洗濯物を1つだけ畳む
1分だけでも動くと、
「あれ…意外と続けられるな?」
とスイッチが入るんです。
心理学でも“作業興奮”として有名ですが、本当に実感できます。
4. タスクを“細かくしすぎる”くらい分解する
以前の私は、
「ブログを書く」
「掃除する」
みたいに大きなタスクで管理していたので、着手までが本当に重かったです。
そこで、実際にやったのが
「これ以上ないほど細かくする」
というやり方。
例:ブログを書く
- ①タイトル候補を3つ出す
- ②導入文だけ書く
- ③見出しだけ作る
- ④1段落だけ書く
- ⑤まとめ部分を書くだけ
など…
私はこの“細切れタスク”にしてから、着手率が一番上がりました。
やる気というのは
“最初の行動の小ささ”に比例する
と感じています。
5. スマホを「物理的に遠くへ置く」
やる気が奪われる最大の敵、それはスマホ。
本当に無意識で触ってしまうんですよね…。
そこで私は、
“スマホをあえて遠くへ置く”
という物理的対策をしました。
- 充電器の位置を机から遠くに
- スマホを別の部屋に置く
- 電源を切ってクローゼットに入れる
これだけで “気が散る頻度” が半分以下になりました。
私は意思が弱いタイプなので、“見えない・届かない”が最強の対策でした。
6. “集中スイッチ”として音を使う
私は音がわりと集中に効くタイプで、特にイヤホンをつけた瞬間、気持ちが作業モードに切り替わります。
私のルールはこれ:
- 作業するときは必ずイヤホン
- 同じ作業用BGMを流す(習慣化)
- ノイズキャンセリングで雑音を消す
これが「儀式」のように働いて、
イヤホン=やる気モード
という信号になりました。
人によっては
- タイマーの音
- ホワイトノイズ
- 雨音系の環境音
など、好みにあわせて調整すると良いと思います。
7. 逆に“やる気が出ない原因”を書き出す
私はある時、やる気がどうしても湧かない日が続き、
「これはメンタルの問題か?」と不安になったことがあります。
でも冷静に考えてみたら、原因はもっと単純で、
“作業の手順が分からないから動けなかった”
だけでした。
なので今は、
- やり方が分からない
- 手順が曖昧
- どう進めればいいか迷う
という時は、一度ノートに書き出します。
描いてみると、意外と
「あ、これだけやればよかったんだ」と気づけて、
そこから自然とスイッチが入ります。
8. “片付けルーティン”を作ると、やる気のハードルが下がる
やる気が出ない時って、
身の回りが散らかっていることがめちゃくちゃ多いです。
なので私は、短いルーティンを作りました。
- 机の上を1分整える
- ゴミを捨てる
- 床の物を一つ片付ける
これをやってから作業に入るようにしたら、
スムーズにやる気が入りやすくなりました。
「片付け → 作業」
のセットが習慣になるので、心理的にも入りやすいんですよね。
9. 目に入るところに“ゴール”を書いておく
人は、
“ゴールが曖昧だとやる気が湧きづらい”
と言われています。
私はよく「終わりが見えない作業」を苦手としていて、途中で脱落しがちでした。
そこで始めたのが、
- 今日のゴールを1つだけ書く
- 机の横に貼る
- できたら線で消す
これだけ。
でも、意外なほど効果絶大でした。
例えばブログなら
「今日は導入文を書き終える」
だけとか。
“終わりが分かる” というだけで、前に進めるようになります。
10. “目の前の1つ”だけに集中するクセをつける
最後はこれです。
私がやる気を奪われていた最大の原因は、
“同時にいろんなことを考えてしまう”
ことでした。
- 部屋も気になる
- 仕事も気になる
- SNSも見たい
- 友だちのLINEも返さなきゃ
- 家事もしなきゃ
こうなると、どれにも取り組めないんですよね。
そこで今は、
「1つだけ」
に集中するようにしています。
私はよく、机の前で声に出して言います。
「今はこれだけやる」
これを習慣化してから、やる気のブレが少なくなりました。
まとめ:やる気は“つくるもの”ではなく“整えるもの”
昔の私は、
「やる気がない=自分の性格が悪い」
と思い込んでいました。
でも今なら言えます。
やる気って、性格よりも仕組みで決まる。
- 環境を整える
- 小さく始める
- 手順を分かりやすくする
- 気が散るものを遠ざける
- 気持ちの準備をする
こういう “外側の工夫” を変えるだけで、
やる気は驚くほどコントロールしやすくなります。
どれか1つだけでも、
今日から試してもらえたら嬉しいです。
