SNS疲れから抜け出すために私が手放した5つの習慣
私は以前、SNSを開くたびにモヤモヤしたり、妙に疲れたりする日が続いていました。
情報を得るため、友達の近況のため、仕事のため……。
気づけば「なんとなく開くクセ」がついてしまい、1日の中でかなりの時間をSNSに持っていかれていたんです。
ある日、ふとスマホのスクリーンタイムを見たら、SNSだけで“1日3時間超え”。
しかも、見ても特に楽しいわけでもない。
スクロールしながら「なんで見てるんだろ……?」と思う瞬間も増えてきました。
そこから、「この疲れ、そろそろ何とかしないと」と思い、SNSとの距離を見直すための行動をひとつずつ試すことにしました。
今回は、そんなSNS疲れの沼から私が抜け出した “手放した5つの習慣” を、体験談を交えながら共有します。
もしあなたも「SNSを開くとなんか疲れる…」と感じているなら、どれか1つでも参考になると思います。
手放した習慣①:なんとなくSNSを開くクセ
一番の原因がこれでした。
気づけばアプリを開いてしまい、目的もなくスクロールしてしまう。
これを続けると、情報が脳にどんどん入ってきて、休まらないんですよね。
そこで私は、まず「SNSアプリを1画面目から消す」ことから始めました。
アプリ自体は消さないけれど、3ページ目くらいに移動させました。
これだけでも、“なんとなく”開く頻度が激減します。
さらに、SNSを開く前に
「今から何をしに開くの?」
と自分に1秒だけ問いかけるようにしました。
最初は少し面倒でしたが、慣れてくると本当に必要な時以外は開かなくなります。
実際、私はこの方法によって、スクリーンタイムが1日3時間→1時間以下に落ちた時期もあります。
シンプルですが、効果は大きかったです。
手放した習慣②:すべての投稿を追いかけようとすること
SNSのタイムラインって“無限スクロール”なんですよね。
追えば追うほど情報が出てくる。
でもその“追いかけなきゃ感”が、気づかないうちに疲れの原因になっていました。
私は、ある日ハッとしたんです。
「全部見なくても人生は困らない」
当たり前のことなのに、それまで気づけていませんでした。
そこからは、フォローしているアカウントの中で、本当に見たい人だけを自分の“お気に入りリスト”にまとめました。
Twitter(X)ならリスト機能、Instagramなら「親しい友達」などの機能を活用。
“全部を見る”から
“選んだものだけを見る”
へ。
この変化は想像以上に大きくて、タイムラインに振り回される感覚がなくなり、SNSがだいぶ軽くなりました。
手放した習慣③:通知すべてONの生活
SNS疲れに拍車をかけていたのが通知でした。
- コメント
- いいね
- リポスト
- DM
- おすすめ投稿
- フォローのお知らせ
- ストーリー更新
- ライブ開始通知…
現代のSNSは通知が多すぎるんですよね。
私は昔、通知が来るたびにスマホを見てしまっていました。
そのうち「反応しなきゃ」「返さなきゃ」と謎の義務感が生まれ、それが疲れの正体だったことに気づきました。
そこで、すべてのSNSの通知を
・DM(仕事関係のみ)
・リアルの友達からのメッセージ通知
だけに絞りました。
その他の通知はすべてOFFです。
正直、最初の数日はソワソワしました。
でも1週間ほど経つと、それが当たり前に。
静かな時間が増えて、脳のノイズが一気に減った感じがしました。
手放した習慣④:「いいね」や反応を気にしすぎること
私はかつてSNSに投稿すると、
「いいねが少なかったらどうしよう…」
と気にしていました。
みんなの反応が数字として可視化されるから、どうしても比べてしまうんですよね。
でもある日、友人がこう言ったことで考え方がガラッと変わりました。
「SNSって、見たい人だけ見ればいいし、伝えたいことがある時だけ投稿すればいいんだよ」
たしかにその通りでした。
それからは、数字はほぼ見なくなり、投稿も“義務”ではなくなりました。
投稿は、
- 楽しかった瞬間を残したい時
- 気持ちをメモしておきたい時
- 誰かに役立つと思った情報があった時
だけに限定。
すると、SNSの使い方がぐっとラクになりました。
手放した習慣⑤:比べるためのSNS利用
SNS疲れの中でも、特に厄介なのが “比較癖” です。
- 友達の旅行
- 同僚の結婚報告
- 同世代の成功報告
- キラキラしたライフスタイルの投稿
見ているだけのつもりでも、心は知らず知らずのうちに比較してしまう。
私も、SNSを見るたびに「自分は何をやっているんだろう…」と感じてしまい、気持ちが沈む時期がありました。
そんな時、ある本で見つけた一文が心に刺さりました。
「SNSは人のハイライトしか映さない」
たしかに、SNSは“編集された世界”なんですよね。
日常の7割は写っていない。良く見えるのは当たり前。
そこから私は、投稿を見る時に
「これはハイライトだ」
と意識するようにしました。
そう思うだけで、比較の気持ちがスッと薄れ、気付けば落ち込む回数も大幅に減っていました。
SNS疲れから抜け出して起きた変化
5つの習慣を手放してから、生活がかなり変わりました。
① スマホのスクリーンタイムが劇的に減った
平均3時間以上→1時間前後へ。
自由な時間が増え、気持ちに余裕ができました。
② 気分の落ち込みがかなり減った
比較で落ち込むことが本当に少なくなりました。
SNSが“疲れる場所”ではなくなり、気持ちが穏やかに。
③ 情報の洪水から解放された
通知やタイムラインに追われないので、脳内が前より静かです。
集中力も戻りました。
④ SNSを“使わされる側”から“使う側”になれた
以前は暇さえあれば開いていましたが、今は
- 調べ物
- 友達の近況チェック
- 情報収集
- 発信
- 趣味
など“目的ありき”で使えるようになりました。
SNS依存っぽい感覚が消え、「付き合い方を選べている感覚」が戻ってきました。
【最後に】疲れているのは、あなたが悪いんじゃない
SNS疲れって、自分の性格の問題だと思いがちですが、実は違います。
- 情報が多すぎる
- 比較しやすい構造になっている
- 通知が多い
- 中毒性のあるデザイン
この環境にいたら、誰でも疲れます。
だからこそ、“手放すこと”が自分を守る手段になる。
あなたももしSNSに疲れたら、今回の5つのうちどれかひとつだけでも試してみてください。
少しずつ距離を置くだけで、驚くほど気持ちが軽くなります。
